2009年10月15日

文字の氾濫する時代に(印刷・出版業が盛んなはずの京浜工業地帯のみなさまへ)

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日本開闢以来、たぶん今ほども、人々が文字を介したコミュニケーションに勤しんでいるという時代はなかったと思う。
それはひとえに、携帯メールの出現によるもの。

こういう時代が来る前には、「活字離れ」が危惧され、批判された時代があった。
だが、時代は変節を繰り返す。
携帯メール花盛りの今、「活字離れ」を批判することは、現実として不可能となった。
その分、大人たちは、それに使われる語彙の乏しさや表現の未熟さを、新たな仮想敵国と位置づけ始めた。

新しいものには、絶えず批判が向けられる。
だが、その批判の隙間からサブカルチャーと呼ばれる果実がこぼれ落ちる。

かつての活字離れの時代には、大人たちの白い目をよそに、コミックアニメーションが誕生し、やがて市民権を獲得した(その首謀者も大人たちだったが)。
そして今やそれらは、わが国の貴重な戦略的輸出産業とも言えるまでに成長した。

携帯メールに向けられる批判も、見方を変えれば、乏しい語彙や未熟な表現は、「行間を読む」という大和民族の得意技に磨きをかける、という可能性もなくはない。

携帯にカメラ機能が備わるようになった今、簡単に写真を添付できるということが文章による表現力の低下を助長する、という考え方も当然成り立のだろうが、個人的には、「画像+テキスト」というパッケージが、1つの表現形態として市民権を得る日を心待ちにしている。

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posted by squareworld at 23:49 | Comment(0) | 函館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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